戦後、米兵たちの間で流行ったスカジャンカルチャーが覗ける刺繍店。刺繍のサービスは基本的にどこの店もフルオーダー制なので、完成品を見る機会は少ない。だが、ここトップエンブロイダリーでは、見本が店の壁に隙間なく吊るされているので、仕上がりイメージを描きやすい。また、デザインは自分で持ち込む人がほとんどだが、数十年前に絵師からまとめて買い取ったというアメリカテイストのイラストの束から選ぶこともできる。モチーフは、アメ車や戦車、骸骨など男性好みのものが多い。
20年前くらいまでは、個人オーダーが殺到し寝る暇もなかったそう。現在は主にスポーツチームのユニフォームや、送別品の壁掛け布への刺繍のオーダーといった団体からの依頼が主となっている。「細かいところまで、表情のある刺繍がしたい」と、手作りをモットーとしており、横ぶりミシンという刺繍専用のミシンのみを使用している。

大きな刺繍は、手振り刺繍が断然綺麗です。オンリーワンの刺繍が欲しいときは、トップ刺繍店でどうぞ。